パパの心得
子育ては夫婦で一緒に!
パパだって赤ちゃんはかわいくて仕方ないし、育児だって楽しみたいはず。
だからできることから始めていくことが大切です。
ママは、はじめての育児でたくさんの不安や悩みを抱えています。
出産の疲労や慣れない育児でママの気持ちは不安定になることもあります。
ママが不安や悩みを一人で抱え込まないためにも、パパもママに寄り添い、夫婦でともに協力しながら育児を行うことが大事です。
妊娠初期(~4か月)
ママの体調が変化
妊娠中で最も流産の危険が高い時期は妊娠初期だと言われています。高いところのものを取ろうとしない、体を冷やさない、市販の薬を飲まないように注意し、危険を回避しましょう。また、激しい運動は控え遠出の旅行は安定期に入った16週目以降にしましょう。
パパのサポート
- 食事の準備をする
- 「これやっておくね」と家事を率先する
- 妊娠したことを「嬉しい」と告げる
- ゴミ出しをする
- タバコ・お酒をやめる(ママの前では控える)
- 赤ちゃんの事を語り合う
妊娠中期(5~7か月)
胎動を感じよう
つわりがおさまり、子宮の中では胎盤も完成し、流産の危険もぐんと低くなります。このころからお腹のふくらみも気になりだします。また、妊娠17週頃から22週頃に胎動(お腹の中で赤ちゃんが動くこと)を感じられます。赤ちゃんの動きを確認してみたり話しかけたりして、パパもコミュニケーションをしてみましょう。
パパのサポート
- ママと相談をして、周囲の方への報告
- トイレ・お風呂掃除をする
- 散歩や外出に付き合う
- 産休、育休について話し合う
- 赤ちゃんの名前を考える
- 赤ちゃん用品を一緒に準備する
妊娠後期(8~10か月)、出産
お腹が大きくなり動くのが大変
8か月頃には胎児の動きが一番活発になり、お腹も大きくなるので動くのがしんどくなってきます。お腹をぶつけないようにゆっくり動き、転倒には気をつけましょう。子宮に内臓が押し上げられ、胃のもたれやむかつきなどの症状が現れます。食事の量を減らし、回数を増やして乗り切りましょう。また、むくみが気になり出すので、塩分を控える、横になるなどの対策をしてみましょう。
パパのサポート
- 不安を取り除き笑顔にしてあげる
- 腰や足の揉みほぐし
- 家事を協力する
- 里帰り出産の場合はママの送迎をする
- 転倒しないように注意する
ママの体調を気遣いましょう
個人差はありますが、「つわり」や「腰痛」、「頭痛」などさまざまな体調の変化が起こります。いつもよりママのことを気遣い、食事の後片付けをするなど、できることからサポートしてあげてください。
感染症に注意!!パパも予防を徹底して!
妊娠中に感染すると胎児に重大な影響を与える場合があります。うつらないようにマスクをしたり、人ごみを避けたりしましょう。帰宅後は手洗い、うがいを徹底し子どもや動物のだ液や糞尿に触れた場合には、手をしっかり洗いましょう。
重い荷物は必ず持ってあげよう!
重い荷物を持ちお腹に力が入ると腹圧がかかり、子宮が収縮し、切迫流産や早産の危険が高まります。また、バランスを崩し転倒の恐れもあるので、パパが率先して持ちましょう!
両親や友人、職場にも理解と協力を
職場ではまず上司へ報告。仕事内容の見直しをしてもらったり、産休や育休についても考えてみよう。ママを万全にサポートするために両親や友人の協力や里帰りも検討してみましょう。
定期健診に付き添ってみよう!
ママは毎回の健診も不安でいっぱい。主治医の先生からの経過報告の説明や気をつけたいママの体調など一緒に聞いてあげましょう。また、超音波エコーを見て「赤ちゃんがお腹の中にいる」ということを実感してみるのもいいですね。
パパママ教室に参加して不安や悩みを解決しよう
赤ちゃんや妊婦さんのことが分からない…どうやってパパとして関わればいいのか分からない…そんな時には夫婦や家族で参加してみましょう。沐浴体験や妊婦体験などの実習を行っています。また、同じ不安を抱えているパパと交流もしてみましょう。
いざ陣痛が起きたとき慌てないようにママのサポートを!
お腹の痛みが始まった時、どのタイミングで病院へ行くのか、問い合わせ先など前もって確認をしておきましょう。また赤ちゃんにお兄ちゃんやお姉ちゃんがいるときは「赤ちゃん返り」で今まで以上に甘えてくることがあります。ママの分もいっぱい一緒にいてあげましょう。
出産時は付き添えるようにしましょう
出産にかかる時間は平均12~16時間。分娩中はママの手を握ったり、腰をさすったり、必要な物を取ってあげるなどのサポートをしましょう。